NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)は買い?

数少ない日本で購入可能なインド株式ETFの1つ「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)」は買いなのか?

NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)について詳細をご紹介します。

結論はインド株式への投資方法として「アリ」です。より正確には「一括購入ならオススメ」です。

ETFの概要

まずはETFの概要です。

・正式名称:NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信
・略称:インドNIF、野村インド株
・銘柄コード:1678
・上場市場:東証
・運用会社:野村アセットマネジメント株式会社
・信託設定日:2009年11月24日
・決算日:毎年8月10日
・純資産額:55.5億円(2018年6月29日時点)
・信託報酬:1.026%(税込・年率)
・連動指数:Nifty 50

いわゆるインデックス型ファンドであり、円建てで購入可能な投資信託(ETFを含む)の中では2つしか存在しない「インド株式を投資対象とするインデックス型ファンド」の1つです。

詳しくは「インド株式に投資するETF(インデックス投資)」をご覧ください。

信託報酬は1.026%でも低コスト

インデックス型のETFでありながら、信託報酬は1.026%(税込)であり、一見すると高コストファンドのように見えます。

例えば、同じく野村アセットマネジメントのETF「日経225連動型上場投資信託(1321)」の信託報酬は0.2592%(税込)、信託報酬最安水準を宣言している三菱UFJ国際投信の投資信託「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の信託報酬は0.2052%(税込)ですので、インデックス型としては1.026%という信託報酬率は高い部類と言えます。

ただし、NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(インドNIF)の信託報酬は、決して高くはなく、むしろ低コストと言えます。

その理由は、日本からインド株式に投資するメジャーな手法である「投資信託(ETFを除く)」は全てアクティブ型ファンドで、コスト最安の「iTrustインド株式」でも信託報酬は1.4834%(税込)です。

さらに、約30本を超えるインド株投資信託の中でノーロードは「iTrustインド株式」と「ノーロード・インド株式フォーカス(毎月分配型)」の2本しかありません。(2018年5月現在)

#インド株式の投資信託についての比較は【インド株】投資信託の比較をご覧ください。

そのため、当ETFの信託報酬1.026%は「インド株式へ投資する投資信託の中では低コストである」と言えます。

ただし、もう1つの円建てで投資可能なインド株式ETF「上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)」の信託報酬は0.594%(税込)で、インドNIFより0.4%以上も安く設定されています。

連動指数はNifty 50

NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)は「Nifty 50」という株価指数に連動するインデックス型ファンドです。

より厳密には「インドルピーベースのNifty 50指数を対象株価指数とし、日本円換算した対象株価指数に連動する」ETFです。

インド株式の株価指数 SENSEXとNifty50」でも記載しましたが「Nifty 50」とは、インドの代表的な株価指数の一つで「ナショナル証券取引所」の株価指数です。

正式名称は「S&P CNX Nifty」ですが、「CNX Nifty」や「Nifty 50」と呼ばれます。

ナショナル証券取引所の上場銘柄から時価総額や流動性などを基準に選ばれた50銘柄で構成される株価指数です。

そして、当然ながらインドの証券取引所の指数ですので「インドルピー」建てですので、当ETFでは日本円換算したNifty 50に連動します。

「連動する」と言うのは、厳密には日本円換算したNifty 50との変動率と当ETFの基準価額の変動率が一致するように運用される事を指します。

運用パフォーマンスは?

インデックス型の投資信託のため、ベンチマークとなる指数との比較は出来ませんが、設定来の株価推移は下図の通りです。

インドNIF(1678)の株価推移

約9年で100円から150円強へ株価は上げています。(約1.5倍)

一方でインド株式を投資対象とする投資信託の中で最も純資産額が多い「野村 インド株投資」の基準価額(分配金再投資)は、
・2009年11月末:15,304円
・2018年6月末:26,518円
となり、約1.7倍でした。

投信の購入時手数料を考慮しても、この比較の場合は「野村 インド株投資」の方が好パフォーマンスとなります。

ただし、アクティブ型で純資産額が最も多い投資信託と比較しても大きな違いがないとも言えますので、NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)のパフォーマンスについて悲観する必要はないと考えます。

純資産額は?

NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)の純資産額は2018年6月29日現在で、55.5億円です。

インド株式を投資対象とする投資信託の純資産額ランキング(TOP10)は、
・1位:野村 インド株投資 5,115億円
・2位:高成長インド・中型株式ファンド(3ヶ月決算型) 1,334億円
・3位:ノムラ・印度・フォーカス 1,149億円
(中略)
・10位:イーストスプリング ・インド・インフラ株式ファンド 302億円
です。(2018年5月15日現在)

当ETFの純資産額55.5億円という規模は決して大きくないファンドである事が分かります。

一般論として、純資産額が小さい投資信託(ETFを含む)は繰上償還されてしまう事もあるため、10年、20年、30年というスパンでの長期投資を考えている場合は、一定規模の投信を選択する方が無難であると言えます。

ただし、55.5億円という規模は決して小さ過ぎる規模とも思えませんので、繰上償還リスクは小さいと考えています。

結論:インドNIF(1678)の購入は「一括購入ならオススメ」

ここまで「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)」について
・コスト
・指数
・パフォーマンス
・純資産額
を確認しましたが、当初の問いである「買いなのか?」への答えは「一括購入ならオススメ」です。

「一括購入なら」と付けたのは、ETFは「積立投資」に向いていないためです。

定期的に一定金額を投資する積立投資は、積立NISA等でかなり一般的に広がっていますが、基本的に積立投資は投資信託が対象です。

ETFを積立るには、自分自身で定期的に購入する必要があります。(当ETFの株価は150円程度で売買単位が100株のため最低購入金額は約15,000円です。)

自分で購入する場合、単純に面倒な手間が増える事に加え、株価の上昇局面で追加購入を躊躇ってしまう可能性もあり、機械的に購入し続ける事のハードルが人によっては上がってしまいます。

そのため、積立投資なら投資信託をオススメしています。

一方でインド株式の投資信託は高コストのため、それらに比べると信託報酬が安い当ETFは長期保有向きでもあり、まとまった金額で一括購入する場合にはオススメです。

なお、積立投資にオススメのインド株投資信託は「iTrustインド株式」です。

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