iDeCoでインド投資を行う方法

老後の備えを行うための制度「iDeCo(イデコ)」でインド投資を行いたい!

そうお考えの方も多いのではないでしょうか?

iDeCoは60歳以降まで引き出せない老後のための資金運用で、加入時点の年齢にもよりますが、30歳で加入すると30年、50歳で加入しても10年は運用する事になる長期投資です。

人口動態の観点から10年20年というスパンでの経済成長が期待されているインドへの投資とiDeCoは非常に相性が良さそうです。

そこでiDeCoでインド投資を行う方法をご紹介します。

前提:iDeCoの仕組み

まず大前提として、iDeCo(個人型確定拠出年金)を取り扱っている金融機関で加入する必要があります。

そして毎月の掛金で購入(投資)する金融商品を選択しますが、iDeCoで投資可能な金融商品は、元本確保型商品である「定期預金」と「保険商品」、元本変動型商品である「投資信託」の3種類です。

そして、iDeCoで購入(投資)可能な金融商品は金融機関によって異なります。

この点が非常に重要です。

インドへの投資方法は「インド投資の3つの方法」で記載した通り、
・投資信託(ETFを含む)
・ADR(米国預託証券)
・通貨(債券、FX)
です。

この中でiDeCoの取扱い対象となる金融商品は「投資信託」のみです。

したがって、iDeCoでインド投資を行うためには、インドを投資対象とする投資信託を商品ラインナップに揃えている金融機関でiDeCoに加入する必要があります。

インド投資信託が商品ラインナップにある金融機関

インドを投資対象とする投資信託をiDeCoの商品ラインナップに揃えている金融機関は、2018年5月11日現在で3社です。

それは
・大和証券
・岡三証券
・スルガ銀行
の3社です。

大和証券と岡三証券のiDeCoで投資可能なインド投信は、
・大和証券:ブラックロック・インド株ファンド
・岡三証券:JPMインド株アクティブ・オープン
・スルガ銀行:JPMインド株アクティブ・オープン
です。

インド投信を手数料で比較

「ブラックロック・インド株ファンド」と「JPMインド株アクティブ・オープン」の手数料は以下の通りです。

投資信託 購入時手数料
(税込)
信託報酬
(年率・税込)
信託財産
保留額
ブラックロック・インド株ファンド 3.24% 1.9332% なし
JPMインド株アクティブ・オープン なし 1.944% 0.5%

購入時手数料は大和証券で取り扱っている「ブラックロック・インド株ファンド」で税込3.24%と高額ですが、岡三証券とスルガ銀行で取扱いの「JPMインド株アクティブ・オープン」は解約時(売却時)のコストとなる信託財産保留額が0.5%かかります。

2つの投資信託共に信託報酬が税込1.9%超とアクティブ型投資信託の中でも高めの水準です。

インド投信をトータルリターンで比較

どちらの投資信託もインデックス型ではなくアクティブ型のため、運用パフォーマンスに差異があります。

2018年5月11日時点のデータでモーニングスターによるトータルリターン(年率)は以下の通りです。

投資信託 1年 3年 5年 10年
ブラックロック・インド株ファンド 4.64% 5.46% 12.42% 2.23%
JPMインド株アクティブ・オープン 8.33% 3.72% 10.73% 3.13%

運用パフォーマンスの比較は難しい数値で、どちらが良いとは明確に言い切れません。

もう少し運用コストの安いインド投信がiDeCoで購入できると良いのですが、今はまだ割高と言わざるを得ません。

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