【インド株】投資信託の比較

インド投資の3つの方法に記載しましたが、インド株式へ投資するには基本的に
・投資信託(ETF含む)
・ADR(米国預託証券)
の2通りあります。

多くの日本人個人投資家に人気の手法は、インド株式を投資対象とする投資信託への投資です。

そこでインド株の投資信託について徹底比較を行いました。#ETFを除く

#ETFについては「インド株式に投資するETF(インデックス投資)」をご覧ください。

インド株の投資信託の特徴

インド株の投資信託は、基本的に「アクティブ型」の投資信託です。

インド株式の株価指数 SENSEXとNifty50」でご紹介したSENSEXやNifty 50など、インド株式の株価指数に連動するインデックス型の投資信託(日本籍)は2018年5月現在、提供されていません。
(一部の投資信託ではベンチマークが設定されていますが、あくまでもベンチマークでインデックス型・パッシブ運用ではありません)

インド株の投資信託の特徴は
1)コストが高い
2)決算回数が多い投資信託も多数存在する
3)インド株の投資信託だけで30本超と多い
の3点です。

1)コストが高い

インド株の投資信託は、基本的にコストが高くなっています。

つみたてNISAの登場で、低コストファンドが数多く登場し
・購入時手数料は無料(ノーロード)
・信託報酬は0.20%程度
・解約時信託財産留保額はなし
が当たり前になった感覚でいると、インド株式投資信託のコストに驚いてしまいます。

まず、購入時手数料が税込3.24%、3.78%が当たり前です。ノーロードは2018年5月時点で2本しかありません。
#証券会社によっては独自に購入時手数料を引き下げている場合があります

続いて信託報酬は税込2.0%(年率)前後が大部分です。

さらに解約時信託財産留保額も0.3%や0.5%に設定されている投資信託が多く見られます。

普段取引している証券会社や銀行で取り扱っている投資信託から選ぶのではなく、コストの安いインド株の投資信託をしっかり探して選択する事が重要です。

2)決算回数が多い投資信託も多数存在する

アクティブ型の投資信託に多い傾向ではありますが、インド株の投資信託は決算回数が多い場合が多数存在ます。

毎月決算型は1本しかありませんが、年2回または4回決算という投資信託は数多くあります。

長期投資を行う上では、複利効果の観点から分配金を出す決算回数は少ない方が有利ですので、しっかり決算回数にも注意を払いましょう。

3)インド株の投資信託だけで30本超と多い

先述の通り、インド株の投資信託にはインデックス型ファンドがありませんが、それでも本数としては30本超もあります。

インド株式に投資したくて、本当はインデックス型でも良いものの、インデックス型が存在しないのでアクティブ型を選ぶという場合でも、この30本超から選択することになります。

そして、一見、この30本超の投資信託の違いが分からない事から、何を選べば良いのか分かりづらいのがインド株式投資信託の特徴と言えます。

#もちろん、インドでもインフラ関連に投資する場合や、コストが明確に安い場合もあり、選ぶポイントは存在します。

インド株の投資信託の一覧

国内で提供されているインド株の投資信託をまとめました。(#ETFを除く)

純資産額の上位10本

まずは純資産額の上位10本です。(2018年5月15日現在)

投資信託名 決算回数 純資産
(億円)
購入時
手数料
(税込)
信託報酬
(年率・税込)
解約時
信託財産
留保額
野村 インド株投資 年1回 5,115 3.24% 2.1600% 0.5%
高成長インド・中型株式ファンド(3ヶ月決算型) 年4回 1,334 3.78% 2.0294% 0.3%
ノムラ・印度・フォーカス 年1回 1,149 3.24% 1.8900% 0.5%
イーストスプリング ・インド株式オープン 年1回 974 3.78% 1.92516% 0.3%
HSBC インドオープン 年1回 665 3.78% 2.1600% なし
ダイワ/ミレーアセット・インド株式F -インドの匠- 年2回 560 3.24% 1.8950% なし
高成長インド・中型株式ファンド 年1回 497 3.78% 2.0294% 0.3%
ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド 年2回 381 3.24% 1.8144% なし
新光 ピュア・インド株式ファンド 年1回 329 3.24% 2.0420% 0.3%
イーストスプリング ・インド・インフラ株式ファンド 年2回 302 3.24% 1.9252% 0.3%

インド株の投資信託は、最も純資産が少ない場合は0.2億円ですが、全体的には純資産は多目の投資信託が多く、純資産100億円超の投資信託が20本存在します。

ただし、ご覧の通り純資産額1位の「野村 インド株投資」(野村アセットマネジメント)が圧倒的な規模を誇っています。なお、この「野村 インド株式」の販売会社は野村證券のみです。

信託報酬が安い10本

続いて信託報酬が安い10本です。(2018年5月15日現在)

投資信託名 決算回数 純資産
(億円)
購入時
手数料
(税込)
信託報酬
(年率・税込)
解約時
信託財産
留保額
iTrustインド株式 年1回 11 なし 1.4834% なし
ノーロード・インド株式フォーカス(毎月分配型) 毎月 13 なし 1.7800% なし
ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド 年2回 381 3.24% 1.8144% なし
ダイワ・インド株式-ガンジスの恵み- 年2回 111 3.24% 1.8144% なし
ダイワ・インド株ファンド『愛称:パワフル・インド』 年4回 30 3.24% 1.8144% なし
ノムラ・印度・フォーカス 年1回 1149 3.24% 1.8900% 0.5%
ニッセイ・インド厳選株式ファンド 年4回 261 3.78% 1.8900% なし
ニッセイ・インド厳選株式ファンド(資産成長型) 年2回 0.3 3.78% 1.8900% なし
ダイワ/ミレーアセット・インド株式F -インドの匠- 年2回 560 3.24% 1.8950% なし
イーストスプリング ・インド株式オープン 年1回 974 3.78% 1.92516% 0.3%

信託報酬が安い順に上位10個の投資信託を並べてみました。

最安の「iTrustインド株式」(ピクテ投信投資顧問)で年率1.4834%(税込)です。

なお、ノーロード(購入時手数料無料)は信託報酬が安い上位2本
・iTrustインド株式
・ノーロード・インド株式フォーカス(毎月分配型)
のみです。

#購入時手数料は、証券会社によって設定が異なり、この表では3.24%や3.78%と記載されていてもノーロードの場合があります。また。一定の条件を満たした場合にノーロードになる仕組みの証券会社もあります。

オススメのインド株式投資信託:iTrustインド株式

オススメのインド株式投資信託は、ピクテ投信投資顧問の「iTrustインド株式」です。

#詳しくは、インド株式のオススメ投資信託「iTrustインド株式」をご覧ください

選定基準は、長期投資を前提に考えて
・コストが安い(特に信託報酬)
・決算回数が少ない
の2点です。

5年、10年、20年といったスパンで考える長期投資の場合、特に信託報酬はパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。

コストというマイナス効果での複利効果が10年、20年と継続しますので、信託報酬の安さは重要です。

特に現時点では、信託報酬が最安の「iTrustインド株式」と他の投資信託では0.5%近い差があり、10年で約5%もパフォーマンスに影響することになります。(0.1%程度の違いであれば、アクティブ型の投資信託ではパフォーマンスへの影響度合いは小さいかと思いますが、0.5%の差となると無視できません)

また、同じく長期投資の観点では複利効果を最大化するため、決算回数は少ない方が有利です。

これは分配金を再投資に回しても同様で、分配金は受け取った時点で税金(現在は20.315%)が課税され、再投資はこの課税分を控除した約80%分に減少してしまいます。

長期投資という観点では、
・コストが安い(特に信託報酬)
・決算回数が少ない
方が有利であるため「iTrustインド株式」をオススメの投資信託としました。

なお、iTrustインド株式は、2018年4月2日に設定されたばかりの新しい投資信託です。

そのため2018年5月15日現在で純資産は11億円しかありません。(設定から僅かな期間で11億円「も」集めたとも言えます)
*2018年11月30日現在の純資産は約12億円

設定から間もない投資信託のため運用実績がなく、他の投資信託に比べてパフォーマンスが安定しているのか等、現時点では確認が出来ないのがネックではあります。

iTrsutインド株式を購入可能な証券会社は、2018年11月現在、
・SMBC日興証券(ダイレクトコース限定)
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・松井証券
・GMOクリック証券
・岡三オンライン証券
・フィデリティ証券
・西日本シティTT証券
の9社です。

投資信託でインド株式への投資をご検討の方だけでなく、現在インド株式投資信託を保有している・投信積立設定を行なっている方には、iTrustインド株式への乗り換えを検討することもオススメです。

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