上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)は上場廃止?上場維持?

数少ない日本で購入可能なインド株式ETFの1つ「上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)」が上場廃止する事が告知されていましたが、2018年6月18日、改めて「上場廃止が延期される」事が告知されました。

当面、上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)の上場・運用・取引は継続されますが、最終決定ではない模様です。(2018年6月27日現在)

上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)を巡る経緯

上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)は、インド株式を投資対象とするETFではありますが、実際にはシンガポール証券取引所で取引される「Nifty50 先物」に連動するETFです。(シンガポール証券取引所には「Nifty50指数先物」が上場されています)

#「Nifty50」については「インド株式の株価指数 SENSEXとNifty50」をご覧ください

インドの証券取引所の発表が発端

2018年2月、インドの証券取引所であるボンベイ証券取引所やナショナル証券取引所などが共同で、「インド国外の取引所等に対するインド市場の株価指数や時価情報のライセンス提供を原則行わない」旨の発表がありました。

そのため、インド国外であるシンガポール証券取引所に上場する「Nifty50指数先物」の動向に注目が集まっていました。

つまり、ライセンス提供が終了する事で「Nifty50指数先物」が上場廃止となる可能性がありました。

この先物商品が上場廃止となると、上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)の運用も困難となります。

上場廃止へ

インドの証券取引所による発表を受け、シンガポール証券取引所は「Nifty50指数先物」を2018年6月1日を最終取引日として6月4日に上場廃止とする旨を、ETF運用会社の日興アセットマネジメントへ通知しました。(通知日は不明)

この通知を受け、日興アセットマネジメントは「上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)」が整理銘柄に指定され、上場廃止となる予定である事を5月11日に発表しました。

具体的なスケジュールは、
・2018年6月4日:整理銘柄への指定
・2018年6月14日:最終取引日
・2018年6月15日:上場廃止
・2018年6月19日:信託終了日
・2018年7月27日:受益者に対し償還金の支払い開始
という流れです。

そして5月28日には「資金化完了のお知らせ」が発表されています。

具体的には、ETFの主要投資対象である「インド株式インデックスファンド(適格機関投資家向け)」で運用停止(先物取引の解消と保有する債券の売却)が行われました。つまり、運用のポジションを解いて現金化した、という意味ですね。

一転、上場維持へ

5月11日の段階で約1月後の上場廃止予定が発表され、5月28日は資金化まで完了していましたが、5月30日にスケジュール見直しが日興アセットマネジメントから発表されます。

5月30日、シンガポール証券取引所から「Nifty50指数先物」の取引が6月4日に廃止されず8月まで延期される予定が通知され、それを受け「上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)」の上場廃止および繰上償還に関するスケジュールが見直されます。

6月4日には、運用再開が発表され、6月4日以降「Nifty50指数先物」の変動率に一致することを目指す運用が再開されます。

そして6月18日、日興アセットマネジメントから改めて、”シンガポール証券取引所から「Nifty50指数先物」が2018年8月以降も当面の間、取引が継続される旨の発表があった”と発表されます。

6月27日現在、「上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)」の対応スケジュールは運用会社である日興アセットマネジメントが検討中です。

上場インデックスファンド Nifty50 先物(1549)は買い?

6月27日現在、まだ上場維持が続くのか、やはり上場廃止となるのかは不明確です。

したがって、当面の間は当ETFの購入はオススメしません。

上場維持が正式決定されるまでは「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)」への投資をオススメします。

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